場所は変わって先ほどの少女(結城レナ)の家の傍

「ふぅやっとついたわ。早く作らないとね。」

 そこに一人の男が音も無く現れた

「そこのお嬢さん。」

「はい?」

「僕はアオイ帝国のものですあなたに少しの間お付き合いいただきたい。」

「え?アオイ帝国ってあの世界制服を企んでるっていうあのアオイ帝国?!!」

「ご説明有難うございます、さぁてっとり早く行きますよっ」

アンリの手が一瞬の輝きを放ってレナの腹部を襲う

「きゃっ」

 悲鳴と共にレナの意識は何処かへ行ってしまう

 アンリは面倒くさそうにつぶやく

「ふふふ、もうしわけありませんねお嬢さん。では連れて行きなさい」

「ははっ」

 どこからか黒づくめの女達が現れレナの身を担ぎ何処かへ連れて行った

「さてと、あとはあいつらにこの事を知らせるだけだな。僕から電話しておこう」

アンリは公衆電話で電話をかけはじめる

「もしもし?菅生さんですか?今結城レナさんが黒尽くめの人たちにさらわれました!!!僕ですか?通りすがりの風見ハヤトふぁんですっ♪」

 電話を取ったのは菅生修。そうサイバーレンジャーの司令官である

「なんだって?分かりました。ご報告ありがとう御座いますアンリ君」

「え、アンリ?誰ですかそれ。僕はそんな名前じゃ無いですよ」

「分かりました。そういう事にしておきましょう。そちらにも色々都合があるでしょうからねぇ」

「そうですよ。僕はアンリじゃありません。では失礼します」

そう答えた時には既に電話は切れていた

「アスラーダ、すぐに皆を集めてくれ」

「了解した」