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ある日一人の少女が街中を歩いていた。 「う〜ん、遅くなっちゃったな〜。今週レースだって言ってたから美味しい物たくさん作ってスタミナつけてもらわないと♪そうだっレナちゃん特製スタミナ丼を作ろうっと。早く帰んなきゃ♪」 家路を急ぐこの少女を見つめる二組の瞳があった 「ついに見つけたわ」 「あの少女がそうなのですか?」 「そうよ、あの少女結城レナこそ天女の羽衣を継承している結城一族の末裔」 「ですが特にそのような様子はありませんが?」 「あなたは何処に目をつけているの?アンリ。あのリボンを見なさい」 「まさか?あのリボンが天女の羽衣なのですか?」 「そう、あれを手に入れれば我々の力は何倍にも増加されるという話です。早速奪うわよ、行きなさいアンリ。そうそう、ついでにあの子もさらって来なさい」 「ええ?僕が行くんですかぁ?」 「つべこべ言わずにさっさと行きなさい!!」 「はいはい、ったく怒ってばっかりだとまたシワが増えますよ・・・」 「何か言った?!」 「いってきまーすっ」 「ったく近頃の若いこは本当にうるさいんだから」 |