イシュザークOO-X3/II(ランドル用)
2020年は開幕からリニアホイールを搭載し、シュティール化した00-X3を使用していたユニオンだったが、既にリニアホイールに前年後半のようなアドバンテージが無くなっており、新条直輝の加入とともに、ローリングコクピット以外のシュトロブラムスから供給されたシステムを全て除き、水素エンジンのニューバージョンへと再びスイッチしたこのマシンに変更。CF復帰した新条のドライビングによって、フリッツのアルザードをもかわして優勝、さらにランドルも2位に入ってデビュー戦から1-2フィニッシュ、最終戦でも2-3フィニッシュを果たして、この選択が間違いではなかったことを証明した。翌年も開幕こそ2台ともリタイアに終わるものの、続くブラジル、南アフリカで続けて1-2フィニッシュ。さらにドイツでも3度目の1-2を飾り、前半戦は2人で4勝して、ランドルがランキングトップ、新条が3位に入る最高のスタートを切った。後半はランドルが3回リタイアし、新条の1勝だけに終わり、風見ハヤトの勢いに屈してドライバーズタイトルは獲れなかったが、チームタイトルは獲得した。しかし、2022年は1勝も出来ず、加賀と風見の脇役に終わってしまった。

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