イシュザークOO-X1
風見との大クラッシュの後、引退したランドルが2018年の最終戦でプリンス・ローゼンクロイツの偽名で復帰するとともに投入したマシン。ユニオンを買収してオーナーとなったランドルが直々にハイネルに設計を依頼。メッサーウィングやダウンフォース・ローターなど基本的な部分は受け継いでいるが、シュティールで培われたローリングコクピットシステムを新たに導入(ただしコクピットはライディングスタイルではなく通常のもの)。さらにスゴウからエンジン供給と引き換えに6輪駆動システムのノウハウを導入し、6輪マシンへと変化を遂げた。その他には、コクピットの後方にインダクションポッドが追加されている。デビュー戦と翌年の開幕戦はいずれもリタイアに終わり、真価を発揮するにはいたらなかったが、続くデビュー3戦目で初優勝。その後もう1勝追加し、ラスト3戦連続で2位に入るなどポテンシャルは決して低くはなかったが、ローリングコクピットの”本家”シュティールの新型が投入されると、その速さに圧倒されるだけだった。
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