エクスペリオンZ/A-8(新条用)
これまで市販車ベースにこだわってきたアオイが、フォーミュラ型のマシンとして開発しグランプリに投入してきたのがこのエクスペリオンである。スーパーアスラーダ遅れながらも可変システムが搭載されている。様々な角度から空力を検討され仕上げられたマシンフォルムは、この後のサイバーフォーミュラマシンのデザインに大きな影響を残し、ある種、エポックメイキング的な存在と言っても過言ではない。変形機構もフロントの車幅を変更しリアウイングを展開、前後共にタイヤをカウルで覆い隠し、より空力特性を高めるといった画期的なアイデアが盛り込まれている。ブーストシステムのイカロスウイングも、ファイアースペリオンのフェニックスウイングに改良を加え、ブーストポッド展開時における空力低下を極限まで抑えた形となっている。これによってブースト時のトップスピードは650キロに近い数字を叩き出すことに成功している。搭載されているエンジンはヴァージョンVのニューエンジンで、パワーにおいてもファイアースペリオンを凌駕している。

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