スーパーアスラーダAKF-11/D
スゴウアスラーダは2016年シーズン序盤をSA-01/Cで戦ったが、他チームのマシンとの力の差が大きく苦戦を強いられた。そこで第6戦のタンザニアから投入されたのがこのマシン。この年、デビューウィンを含む2勝してチャンピオンマシンに輝いた。風見広之の下でアスラーダの開発に携わったクレア・フォートランのCFデビュー作で、SA-01との違いとしてはレギュレーションの変更により、ラリーモードを無くしたこと。そして、リアのフォルムが大きく変わり、ブーストポッドが中央から両端へ、さらにカウル形状の変更によって空力性能の向上と低重心化が図られた。2017年シーズンは開幕4連勝するが、イギリスGPで大クラッシュし、ドライバーの風見が重傷を負ったため、彼をドライバー登録しているアスラーダはその復帰までガレージの中で過ごさなければならなかった。そして、待望の復活を果たしてからも、その間に進歩を遂げた他マシンとの差と風見の精神的な問題から苦戦するが、風見が完全復活したことにより2勝する。最終戦では6輪駆動システムと交換でユニオンからエンジンの供給を受け、このレースで優勝。続く2019年シーズンも序盤はランキングトップを維持するが、後半戦は新型シュティールの前に惨敗し、この年限りで第一線から退いた。
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